ロダン『地獄の門』の前でのコンサート
11月14日、静岡県立美術館に行ってきました。
この美術館には『本館』のほかにロダン館があり、
そこでオペラ歌手の方によるコンサートが行われました。
ロダン『地獄の門』の前で秋の一日、すてきなコンサートを楽しんできました。
静岡県立美術館ロダン館はこんなところです
『ロダン館』は1994年に本館に続きオープンしました。
有名な『地獄の門』『考える人』をはじめロダンの彫刻32点などが常設されています。
自然光がラグビーボール状のガラスの天井から差し込み、それだけでとても雰囲気がいいです。
おなじみ『考える人』です。
背中や肩の筋肉がモリモリです。
詩人のダンテを表現したと言われ、世界に21体ある中の1体です。
屋外に展示されたことがないので保存状態がとてもよいです。
おなじみ『地獄の門』。
日本では2台しかないうちの1台がこれだそうです。
ちなみにもう1台は上野の西洋国立博物館の庭にあります。
中央十字架の上に『考える人』が座っています。
こんな近くからもみることができます。
高さ6m20㎝、重さ7tあるそうです。地震などで倒れないようにしっかり耐震用の骨組みを裏側に取り付けてあるそうです。
コンサートのテーマは『ロダンと聴く、愛と死の物語』
- バリトン 大石陽介
- ソプラノ 大石真喜子
- ピアノ 後藤友香理
三人とも東京学芸大卒。大石さんはご夫妻です。
コンサート中は撮影禁止でしたので写真なしですが、
私は『地獄の門』前に設けられたステージの正面の観客席から観賞しました。
階段状になったスキップフロアに座り観ている方もいましたよ。
また、エントランスフロアは見晴らし台のようになっていて、
そこからも観ることができ、全体を見渡せていい感じです。
『地獄の門』をバックにロダンの作品に囲まれて、華麗なるグランドピアノの演奏、そしてオペラ歌手の生の歌声、贅沢で素敵な秋の一日をすごしてきました。
私は 先に『本館』で行われていた『古代への情熱ー18世紀イタリア・考古学と芸術の出会い』を観覧したので、『ロダン館』への入場は無料。コンサートも無料でした。
今回もお得日和でした♡
帰りは、駐車場まで続くアプローチ歩道をゆっくり歩きながら帰ってきました。
緑あふれる歩道に彫刻作品がたくさん設置されています。
船越保越「杏」
Jロザティ「アークⅡ」
自然と一体化してこれもまたいい感じでした♪